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第42回日展が現在、国立新美術館で開催されている。(12月2日迄)
 
 
 
 
 
 
 
今月12日に訪れたのですが、偶然その日は日展の日で会場は無料となっていましたが、思っていたより来場者は多くなく、落ち着いて鑑賞する事が出来ました。
 
 
 
 
 
 
 
書の部門を鑑賞しているとやはりご年配の方々が多く、若者はちらほら、、、12日は無料開放というせっかくの粋な計らいをして下さっているので来年は同世代を募って日展鑑賞ツアーを計画しようかななんて思った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
自宅で臨書に明け暮れるのも大切ですが、書は手習いだけでは駄目で、目習いも大切です。
こういった機会に様々な作品に向き合い、吸収しながら自己とも対峙できる機会を毎年得られる事に感謝しています。
 
 
 
 
 
 
 
『書』部門はなんと落選率が91%という入選はとんでもなく狭き門、その門をくぐり抜けた力作を一同に拝見できる機会は大変貴重です。今年も何点か心に響く作品と対峙できました。それらに共通するのは強くてしなやかな日本刀を思わせる生きた線と紙面に対する全く隙のない空間使い、中国の古典が根幹にありながら引き算によって構築された日本的な美しさが全面にでている作品でした。
 
 
 
 
 
私自身の勉強不足を実感したのは言うまでもありませんが、書に取り組む人間のみならずもっと沢山の人たち(特には同世代)に気軽に観てもらい、難しい事はかまわず個々の感性に響く作品に対峙する心地よさを感じてもらえたらと想いました。
 
 
 
 
 
 
 
 
そのためには私たち(書家)が少子化や不景気の波に押される中で本質を見極め、何をすべきか、、、旧態依然に囚われない柔軟な思考と発想が求められている気がします。
 
 
 
 
 
『美』や『伝統』への意識向上は、この国の国力向上につながると信じています。
 
 
 
 
 
 
日本画の会場入り口で頂いた中山忠彦さんと藤原正彦さんの朝日新聞に掲載された対談の記事の中の『どんなものでも、独創というのはやはり、90%は伝統です。そして残りの10%を工夫する。』という言葉がとても印象に残っています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この残りの10%に少ない知恵を振り絞って、今後も書と自己に向き合っていこうと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
長々とお読み頂きありがとうございました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
希水
 
 
 
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